筑波山眺望 カフェ満喫 17日オープン 茨城・筑西、公設民営
茨城県筑西市の下館駅周辺のにぎわいを創出する公設民営の新施設「まちなかチャレンジショップ」が17日、同市下岡崎の市立中央図書館東側広場にオープンする。スープやスイーツなどの軽食を提供するカフェが営業し、五行川に面した客席からは筑波山を眺望できる。11~13日にプレオープンし、多くの人でにぎわった。
新施設は、鉄骨平屋建てのユニットハウスで床面積42.9平方メートル。運営するのは公募型プロポーザル方式で選ばれた同市、飲食店経営、渡辺秀樹さん(45)で、店舗名は「CAFE28+(カフェ・ニーハチ・プラス)」。店内にテーブルとカウンターの計15席、店外に5席ほどを構える。賃貸借契約の期間は3年で、最長2年の延長が可能だ。
渡辺さんは、同市岡芹の飲食店「二葉じかん」を経営する。今回は同店を一時休業し、カフェ運営に取り組む。ドリップコーヒー(500円)や、国産小麦粉を使った手作りのドーナツ(350円)、二葉じかんで人気のボルシチ(780円、パンか雑穀米付き)などをそろえる。テイクアウトでき、スープジャーなどのオリジナルグッズも扱う。
市地方創生課によると、新施設の事業費は設計監理と工事で3124万円。財源には、国のデジタル田園都市国家構想交付金1200万円を活用した。
プレオープンでは、高校生や親子連れなど多くの来店客が詰めかけた。同市の高橋友美さん(43)は「筑波山も見えてすごくいい」と話し、オレンジジュースを注文した長女美結さん(6)は「おいしい」と喜んだ。
渡辺さんは「毎日の生活にプラスアルファの遊び心や楽しさを感じてもらえるようなお店にしたい。皆さんの居場所になったらうれしい」と話した。
カフェの営業時間は午前11時~午後6時。定休日は月曜と火曜(祝日営業)。