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中学校昇降口に車衝突 運転誤ったか 茨城・小美玉

昇降口に車が衝突した美野里中で校内の現場周辺を調べる捜査員=17日午前11時7分ごろ、小美玉市部室(画像の一部を加工しています)
昇降口に車が衝突した美野里中で校内の現場周辺を調べる捜査員=17日午前11時7分ごろ、小美玉市部室(画像の一部を加工しています)


17日午前7時54分ごろ、茨城県小美玉市部室の市立美野里中で、教員から「校舎の昇降口に車が突っ込んで逃げた」と110番通報があった。県警石岡署員が捜査したところ、同市内で走り去った乗用車を発見し、運転していた男性から任意で事情を聴いている。登校時間帯だったが、けが人はなかった。県警は男性の運転に過失があった可能性が高いとみて調べている。

県警や市などによると、男性は同校生徒の父親で、生徒を送りに来ていた。開放されていた正門から昇降口付近に進行。衝突後、立哨活動中の教員が車を止めようとしたが、正門から走り去った。同校が車のナンバーを記録しており、署員が自宅にいた男性を発見。県警の調べに対し、車を校舎の昇降口に衝突させたことを認め、「運転操作を誤った」との趣旨の説明をしている。車は前部が破損していた。

昇降口付近には当時、3人の生徒がいたという。衝突の衝撃で引き戸のガラス3枚が割れ、ドア枠は折れ曲がった。

同校によると、正門は通常登校時には開放されている。衝突後、安全の確認が取れたことから、同校は授業や部活動は通常通り行った。市教育委員会の羽鳥文雄教育長は「けが人がいなかったことは不幸中の幸いで、安堵(あんど)している」とコメントした。

同校に通う生徒の母親(35)は「子どもは音に驚き、気分が悪くなって早退した。子どもが毎日通る場所なので心配」と話した。

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