茨城・石岡市長選 谷島氏が再選 継続訴え新人破る【更新】
茨城県石岡市長選は21日投開票され、無所属で現職の谷島洋司氏(61)=公明推薦=が、無所属新人で前市議の石橋保卓氏(65)を破り、再選を果たした。当日有権者数は5万9873人で、投票率は43.30%(前回49.27%)だった。
午後8時35分ごろ、東光台の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、支持者から大きな拍手と歓声が上がった。谷島氏は「厳しい選挙戦になったが、皆さんにしっかり力を頂いた」と語った。2期目に向けて「市の第2期基本計画を進め、切れ目ない人口減少対策に最優先で取り組んでいきたい。市民に継続を認めてもらえた。しっかり市政を前に進めていきたい」と意欲を示した。
選挙戦では、公明党県本部や自民党石岡東支部などの推薦を受け、組織戦を展開。国会議員、県議、市議、県内首長などの応援を受け、支持拡大を呼びかけた。
魅力的で活力あるまちづくりを掲げ、人口減少ペースを鈍化させるには、市政の継続と安定が不可欠と主張。複合文化施設計画の前進、特色ある観光や農業への注力などを訴えた。
石橋氏は「石岡再生」を掲げ、都市計画の大幅見直し、歴史や文化遺産の積極的活用、医療・福祉の充実などを訴えたが、及ばなかった。
【谷島洋司(やじま・ようじ)氏の略歴】市長当選2回。[元]県議当選1回、市教育委員長、瓦会郵便局長。立正大卒。瓦谷
【石岡市長選開票結果】(選管最終)
当16,209 谷島洋司 61 無現
9,378 石橋保卓 65 無新