一刻も早い復興願う
○…「一刻も早い復旧・復興を願っている」と話すのは高萩市の鈴木真人副市長。市役所に設置した募金箱やイベントなどで集まった義援金計80万円を代表して石川県輪島市に届けた。
東日本大震災時、同市から20万円の義援金を寄贈され「ありがたかった」と振り返る。一方で、「言葉にならないくらい悲惨な状況だった」とがれきの撤去などが進まない現状を語り、支援の必要性を実感。「(災害住宅の提供など)協力できることがあれば、力になりたい」と語った。(尚)
○…今年度は入場者の制限がなく、保護者らとともに新入生の門出を祝った。常磐大学の富田敬子学長は「茨城県を代表する経営者や自治体職員による講座、地元企業との商品開発などリアルな学びの場を紹介している」と呼びかけた。
同大は自治体や企業、団体と連携し、地域課題の解決に取り組む実践的な学びを提供している。「将来、皆さんの中から地域社会で力を発揮するリーダーが現れることを期待している」と激励した。(祭)
○…約100種のサクラソウを集めた「さくらそう品種展」が開催された。展示に協力した筑波大つくば機能植物イノベーション研究センターの吉岡洋輔准教授は「江戸時代から始まった文化を大切にしていきたい」と保存の重要性を訴えた。
サクラソウは野生種1種から多種多様な園芸品種が生み出された。同大では多様性保存の観点から園芸品種を保存する。「他機関と連携して危険分散し、引き続き保管・維持していきたい」と話した。(成)