ネモフィラ独占 早朝に鑑賞体験 茨城・ひたちなか市30周年
国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市馬渡)で22日、同市の誕生30周年を記念したネモフィラの早朝鑑賞体験が開かれた。抽選で選ばれた市民28人が、開園前で来場者がいないネモフィラの絶景を独占する特別な時間を楽しんだ。
同市は1994年、当時の勝田市と那珂湊市が合併して誕生。市は本年度、誕生を記念する39事業を展開する予定で、鑑賞体験がオープニング事業となる。
この日は曇り空となったが、参加者は午前7時に集合し、「みはらしの丘」の約4.2ヘクタールに植えられた約530万本のネモフィラを背景に記念撮影。普段は来場者でごった返す丘をのんびり散策したり、花の写真を撮ったりして貴重な時間を満喫した。
家族3人で訪れた同市東大島、会社員、吉田光宏さん(37)は「とてもきれい。自由に散策できて楽しかった」と笑顔を見せた。