次の記事:ビール原料に生き埋め 男性死亡 キリン工場

分団長と新入団員ら 規律や情報伝達訓練 茨城・鉾田市消防団

消防用ホースの扱い方を訓練する新入団員ら=鉾田市大蔵
消防用ホースの扱い方を訓練する新入団員ら=鉾田市大蔵


茨城県鉾田市消防団(根本将夫団長、82分団)の分団長と新入団員28人らを対象とした訓練が21日、同市大蔵の大洋中で開かれた。約120人の団員が参加し、号令を確認したり、機器の扱い方を学んだりして、防災への意識を高めた。

訓練に先立ち、岸田一夫市長は「いつ災害が起きるか分からない。有事の際は皆さんの力を借りて、迅速に対応していきたい」とあいさつ。鉾田消防署の海東剛正署長は「本日の訓練が実のあるものとなるよう、鉾田消防署職員一同一丸となってサポートする」と述べた。

訓練は分団長と新入団員に分かれて実施。新入団員らは、団体行動の基本となる規律訓練に取り組み、基本の姿勢や集合の要領などを確認。また、機器訓練として、同署員から筒先の構造と扱い方、消防用ホースの伸ばし方や筒先との結合などを学んだ。各分団長は無線機を使った情報伝達などを行ったほか、可搬消防ポンプを搭載した車両の運用を確認した。

根本団長は「訓練で技術を身に付けてもらい、鉾田市の安心安全のために尽力してほしい」と講評。鉾田第2分団に入団した町井知輝さん(20)は「ホースと筒先は、しっかりと接続を確認することが大事と学んだ。活動を通し地域に貢献したい」と話した。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース