第76回春季関東高校野球 茨城県大会2回戦 守谷-日立商

■守谷、競り勝つ
【評】守谷が中盤に逆転し、日立商との接戦を制した。五回、2死満塁で木内風が左中間へ適時三塁打を放ち逆転に成功。七回には岡野の犠飛で1点を追加して引き離した。投げては一回途中から登板した中島が、8回1/3を投げ、12奪三振と好投した。
日立商は初回に4得点を奪い優位に立ったが、五回以降は好機を生かせなかった。
■中島、力投12K
○…一回途中から緊急登板した守谷の中島大輔(3年)が九回まで投げ切り、チームの逆転勝利を呼び込んだ。
初回、相手打線につかまった先発の佐藤匠(同)に代わり2死から背番号6の中島が登板すると、奪三振ショーが始まった。「(ストライク)ゾーン内で勝負することを心がけた」。130キロ中盤の直球とスライダーを軸に計12個の三振を奪う力投を見せた。五回までに味方打線の援護で逆転すると、七回2死一、二塁のピンチでは「バックの守りを信じた」と強気の投球を披露。空振り三振に討ち取ると雄たけびを上げた。最後の打者も三振で締めた。
鈴木厚監督(56)は「うちのダブルエースの一角。彼の努力の結果」と中島の好投に納得の表情を浮かべた。今回の投球に満足していないという中島は「もっと良い真っすぐを投げてスライダーで空振りを取りたい」と成長を誓った。
◇笠間市民=第1試合
▽2回戦
日立商 400100000│5
守谷 10023010×│7
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