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上昇中エンジン停止 坂東の超軽量機墜落 運輸安全委が報告 茨城

坂東市内の畑に墜落した超軽量飛行機=坂東市長谷、2022年11月20日
坂東市内の畑に墜落した超軽量飛行機=坂東市長谷、2022年11月20日


運輸安全委員会は25日、2022年11月に茨城県坂東市内の畑に超軽量飛行機(ウルトラライトプレーン)が墜落し男性2人が死亡した事故で、離陸上昇中にエンジンが停止し推力を失った状態で急旋回したことで失速し、墜落した可能性があるとする報告書を公表した。

報告書によると、分解調査の結果、エンジンが点火しにくく、上昇中に十分な濃度の燃料と空気の混合気を供給できない状態だった。マニュアルに沿った飛行前点検をしていれば、点火異常を発見し、不具合の処置や飛行中止の判断ができた可能性があるとした。急旋回した理由については「明らかにできなかった」とした。

飛行機は22年11月20日午前11時20分ごろ、同市長谷の坂東フライングクラブ場外離着陸場を離陸した直後、右に旋回しながら約200メートル先の畑に墜落した。



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