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《食いこ》水戸むすび(茨城・水戸市) 具たっぷり、豪勢おにぎり

おにぎりを手に笑顔で出迎える「水戸むすび」代表の石田聖人さん。店頭には20種類以上が並んでいる=水戸市宮町
おにぎりを手に笑顔で出迎える「水戸むすび」代表の石田聖人さん。店頭には20種類以上が並んでいる=水戸市宮町
県産の食材をたっぷり使った「てんこもりむすび」(手前)
県産の食材をたっぷり使った「てんこもりむすび」(手前)
握ったご飯の上に、ローストビーフをバラの花のように盛り付ける
握ったご飯の上に、ローストビーフをバラの花のように盛り付ける


もっとたくさん具材が入ったおにぎりが食べたい-。「水戸むすび」(茨城県水戸市)は、そんな思いをかなえてくれる店だ。地産地消を掲げ、県産食材をぜいたくに使ったおにぎりが20種類ほど並んでいる。

看板商品の「極むすび」シリーズは、スタッフが心を込めて握ったご飯の上に、具材をふんだんに載せる。中でも人気の「ローストビーフ」は、トリュフオイルで風味付けし、高級感ある仕上がり。ご飯に一枚一枚ローストビーフを巻き付け、県花「バラ」のような見た目に仕上げた。

同じく人気なのが「赤海老の生エビフライ」。エビの身はしょうゆ漬けにしてご飯の上に載せ、頭はフライにして中にタルタルソースを詰めた。同シリーズはいずれも1個600円ほどと比較的高価だが、その豪華さやおいしさで話題を呼んでいる。

コメは県産コシヒカリを使用。しょうゆや酒と一緒に炊き込み、ほんのり味付けしている。作ってから食べるまで時間が空くことを考慮して、コメが乾燥しないよう工夫しているという。

同店は2022年8月、同市南町で開店。23年7月に同市宮町の水戸駅ビルエクセル本館に移転した。

移転に合わせ、新たに仲間に加わったのが「てんこもりむすび」シリーズだ。豪勢なおにぎりが売りだが、「駅という場所も考えて、片手で食べられるものも売り始めた」と代表の石田聖人さん(27)。とは言うものの、こちらも具材たっぷり。「横須賀養鶏農場」(同県ひたちなか市)の「おれんじ玉子」を1・5個使った「半熟煮卵」や、自家製レモンドレッシングであえた大洗産シラスと明太子を一面に載せた「大洗シラス&明太子」などがある。

品ぞろえは季節によって変わる。店舗があるエクセルのイベントに合わせ新メニューを開発することが多く、おにぎり以外にも「恵方肉巻き」や「いなりむすび」など期間限定の変わり種メニューが登場する。

石田さんは「茨城食材を使った一風変わったおにぎりをぜひお召し上がりください」と話した。

■お出かけ情報
▽水戸市宮町1の1の1 水戸駅ビルエクセル本館1階
▽営業時間午前10時~午後8時半
▽定休日なし
▽(電)050(8887)4813
▽インスタグラムのアカウントはmitomusubi



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