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人馬一体に歓声 鹿島神宮で流鏑馬 茨城・鹿嶋

鹿島神宮の流鏑馬神事で、疾走する馬から的を狙う射手=鹿嶋市宮中
鹿島神宮の流鏑馬神事で、疾走する馬から的を狙う射手=鹿嶋市宮中


茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(東俊二郎宮司)で1日、流鏑馬(やぶさめ)神事が行われた。平安時代の装束をまとった射手が、疾走する馬上から三つの的を狙い、勢いよく矢を放った。

神事は天下太平、五穀豊穣(ほうじょう)を祈念し、毎年5月1日に行われる。奥参道に約300メートルの馬場が作られ、倭式騎馬会(東京)が奉仕。矢が命中すると、固唾(かたず)をのんで見守っていた観客から拍手と歓声が湧き起こった。

今年11月の新嘗(にいなめ)祭に備えて「御田植祭」も行われ、5~6歳の子どもたち14人が軽やかに田植え舞を奉納した。

千葉県印西市から流鏑馬を見に訪れたという関村咲江さん(51)は、「迫力があった」と興奮した様子で話した。東京都から訪れた田中繁宏さん(58)は「スピード感があり素晴らしかった。人馬が一体となっていた」と話した。



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