次の記事:洗濯機に水入れふた 3歳女児を回す 殺人未遂容疑で男送検 複数の打撲痕

児童ら絵本読み聞かせ 守谷図書館 訓練犬に、安心音読 茨城

犬に読み聞かせをする子ども=守谷市大柏
犬に読み聞かせをする子ども=守谷市大柏


読書に親しんでもらおうと、子どもが犬に読み聞かせをするイベントが4月28日、茨城県守谷市大柏の市立中央図書館であった。犬は静かにしているため、間違いを恐れずに安心して音読できるという。

「こどもの読書週間」(5月12日まで)に合わせ、同図書館が主催した。イベントには特別に訓練を受け、子どもにも慣れている3匹が登場した。小学生6人が好きな絵本を持ち込み、仕切られたスペースで犬とペアを組み、5分間読み聞かせをした。音読中、犬はじっと座り、本をのぞき込むようなしぐさも見せていた。保護者は別室で待機し、モニターに映る子どもたちの様子を見守った。

犬の飼い主で愛玩動物飼養管理士、鈴木伸江さんは読み聞かせの狙いを「犬は『違う』と否定したり、アドバイスしたりすることもない。子どもたちは自然体で自分なりの読み聞かせができ、もっと本を好きになってもらえる」と説明する。

雌2歳のトイプードル「さくら」に読み聞かせをした市内在住の小学2年、若狹千佳さん(7)は「ワンちゃんがうれしそうに聞いてくれて、私もうれしくなった。音読がもっと好きになった」と感想を話した。

その後は約30人の子どもたちも加わり、市内のボランティアグループ「お話しまつぼっくり」による読み聞かせや犬との触れ合いもあった。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース