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駅で身の回り品レンタル TXが新サービス 傘やスマホ充電器 茨城

TX八潮駅に設置された充電器スタンド(INFORICH提供)
TX八潮駅に設置された充電器スタンド(INFORICH提供)
傘のシェアリングサービス「アイカサ」のイメージ(ネイチャー・イノベーション・グループ提供)
傘のシェアリングサービス「アイカサ」のイメージ(ネイチャー・イノベーション・グループ提供)


つくばエクスプレス(TX)構内で、駅利用者向けに、さまざまな身の回り品をレンタルするサービスが4月から相次いで展開されている。傘を貸し出すサービスが提供されたほか、スマホを充電できるサービス「Charge SPOT(チャージ・スポット)」が新たに始まった。TXを運行する首都圏新都市鉄道(東京)は、利用しやすい駅を目指し乗客の需要に応える考え。

チャージ・スポットは、利用客が駅構内で充電器をレンタルでき、電車で移動中に充電し、目的地の駅で返却できる。同社と、スマホの充電スポットを運営する「INFORICH(インフォリッチ)」(同)が設置した。7月末までに全20駅で順次設置される。

利用希望者は、スマホでアプリを起動し、各駅の充電器スタンドにあるQRコードを読み込む。支払い方法を選び、充電器をレンタルする。利用料は30分未満165円。3時間未満は360円。最大5日間まで利用できる。利用時間はアプリに表示される。

利用料金は電子マネー、カード決済などで支払う。インフォリッチの担当者は「駅構内だけでなく、充電器のスタンドがある場所なら、どこでも返却可能」と利便性を挙げる。

4月30日には、みらい平駅(茨城県つくばみらい市)、みどりの駅(同つくば市)、万博記念公園駅(同)に設置された。

充電器スタンドは、全国の商業施設や飲食店などに約4万2400台設置されている(昨年12月末時点)。

TXは4月から、傘のシェアリングサービス「アイカサ」のレンタルスポットを設置している。対象は全駅。突発的な降雨などの際、駅利用者がその都度傘を購入せず、借りることができるサービス。廃棄処分されるビニール傘の削減に寄与し、環境負荷の低減に貢献するのが狙い。

首都圏新都市鉄道の担当者は「お客さまの利便性向上につながれば」と期待を込めた。



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