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ランドセル商戦 活況 親子連れ品定め 茨城県内販売会

来春の小学校入学に向け、ランドセルを選ぶ家族連れ=水戸市内原
来春の小学校入学に向け、ランドセルを選ぶ家族連れ=水戸市内原


2025年度に小学校に入学する子ども向けのランドセル商戦が茨城県内でピークを迎えている。各地の展示会には親子連れが多数訪れ、念入りに品定め。原材料の高騰などで製品価格はやや上昇しているものの、祖父母が孫の成長を祝って贈る側面もあり、購入金額は右肩上がりが続いている。

■好きな色重視

「この色、かわいい」。同県水戸市内のイベントホールで開かれた来春用のランドセル展示会。両親と一緒に訪れた女児が声を上げ、緑色のランドセルに手を伸ばして笑顔を見せた。

展示会を開いたのは、ランドセル製造販売の「協和」(東京都)。同社によると、この日は開始から約1時間で30組が来場したという。子どもたちは気に入った色のランドセルを探したり、実際に背負って重さを確かめたりした。

長女の結依ちゃん(5)が来春から利用するランドセルを選びに訪れた同県ひたちなか市、パート、阿部恵美さん(37)は「子どもの好きな色を重視して選びたいと思う。予算は7万円ぐらいで収めたい」と話した。

■値上げ幅抑制

来春に入学予定の子ども向けランドセルの価格は原材料の高騰や輸送コストの影響を受け、値上げを余儀なくされている。

ランドセル製造販売の「バンビ鞄工房」を運営するヌマタ商事(水戸市)によると、仕入れ値が2倍になった部材も。沼田邦郎常務は「ランドセルは子どもにとって必需品。経済的な事情を抱えた家庭もあり、大きく値上げできない」と語り、値上げ幅を千円程度に抑えたという。

一方、購入金額は右肩上がりだ。日本鞄協会ランドセル工業会(東京都)の調査によると、平均購入額は7年連続で上昇。公表を始めた2018年は5万1300円だったが、今春入学分は5万9138円に上がった。

購入金額上昇の理由について、同工業会の林州代会長は原材料高騰やランドセルの大型化などを挙げるとともに「機能性やデザイン重視で『自分だけのランドセル』を求める傾向にある」と分析した。

■祖父母が援助

総合スーパーを運営するイオンリテール(千葉県)の広報担当者は「祖父母が購入費を援助するケースが多い。『ラン活』は家族にとって一大イベント」と話す。

ゴールデンウイーク(GW)中に水戸市の販売会場を訪れた同市の遠藤真理恵さん(38)は「ランドセルは祖父母からの贈り物。背負いやすさと色を重視して選びたい」と話した。



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