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国際色豊かに演武披露 岩間神信合気修練会20年 茨城・笠間の愛宕神社

外国からの有段者も多数参加した岩間神信合気修練会の設立20周年記念演武大会=笠間市泉
外国からの有段者も多数参加した岩間神信合気修練会の設立20周年記念演武大会=笠間市泉


茨城県笠間市吉岡に本部道場がある合気道の団体「岩間神信合気修練会」(斉藤仁平会長)の設立20周年を記念した演武大会が4日、同市泉の愛宕神社で開かれた。外国人を含む約70人の同志たちが「聖地・岩間」に参集し、国際色豊かに日頃の研さんの成果を奉納した。

同会は、合気道の開祖、植芝盛平(1883~1969年)の教えを忠実に守ることを信条として、晩年の植芝に学んだ父の遺志を継いだ斉藤会長(67)が、2004年に設立。同会によると、気合、武器技などに「開祖直伝」の特徴が表れているという。

この日の大会には、県内を含む国内9支部のほか、ヨーロッパやアメリカ、アフリカ、アジアの国々からの有段者らも参加。2人や3人などで組み手を演じた。「エイッ」「ハッ」など力強い気合の発声が境内にこだまし、木剣や杖(じょう)などを使った武器技を繰り出す場面も繰り広げられた。

米軍人で横田基地に勤務しているハフナー・ティムさん(51)は、合気道を始めて26年になるといい、「初めは自己防衛や逮捕術に役立たせる目的で始めたのだが、いまはそれより合気道のコミュニティーの中で稽古することの方に引かれている」と話した。

斉藤会長は「われわれとしては、植芝先生の流れを受け継いでいるつもり。今回の演武大会で、『岩間流』は違うなということを少しでも感じてもらえたらうれしい」と話した。



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