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熱戦 どろんこフラッグ 茨城・常陸太田 4年ぶり田植えイベント

泥も気にせず旗目がけて疾走する子どもたち=常陸太田市芦間町
泥も気にせず旗目がけて疾走する子どもたち=常陸太田市芦間町
泥に足を取られながら田植えを行う参加者たち=常陸太田市芦間町
泥に足を取られながら田植えを行う参加者たち=常陸太田市芦間町


茨城県常陸太田市産の酒造りに取り組む団体「常陸太田自酒プロジェクト」(栗原玄樹代表)は11日、同市芦間町の約5アールの水田で、酒造好適米の美山錦(みやまにしき)で田植えをするイベントを行った。コロナ禍の影響などで4年ぶりの開催。市内外から親子連れなど約80人が集まり、田んぼの泥に足を取られながらも田植えやゲームを楽しんだ。

同プロジェクトは農家や蔵元、活動賛同者などで2012年にスタート。米作りから醸造までを市内で行う取り組みで、関連イベントとして田植えのほか、秋の収穫や酒蔵見学なども行っている。

田植え前には栗原代表が参加者に苗の育つ過程や植え方などを説明。早速、はだしになって、田んぼに張ったロープの目印に合わせて苗を丁寧に植えていった。作業後は砂浜で旗取りを競うビーチフラッグを水田で行う「どろんこフラッグ」やお宝探しを行い、子どもも大人も泥まみれになりながら夢中になって水田を満喫していた。

同市立峰山小6年の宮内天良(たから)君(11)は「田植えはぬかるみに足を取られて大変だったが、きれいに植えられた。おいしく大きく育ってほしい」と願い、フラッグ競技は「大股で早めに走るようにしたら優勝できた」と笑顔を見せた。

栗原代表は「慣れてくるとスピーディーな田植えになった。フラッグは白熱しいろんなドラマがあった。子どもたちには常陸太田の自然に触れた楽しい思い出となり、地域を好きなってもらいたい」と話した。



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