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ラッピング車両7月運行 JR水郡線開通90年 開業時の客車イメージ 茨城・福島

「懐かしの水郡110系号」で使用するキハ110系のレトロラッピング車両(JR東日本水戸支社提供)
「懐かしの水郡110系号」で使用するキハ110系のレトロラッピング車両(JR東日本水戸支社提供)
水郡線全線開通90周年を記念したロゴマーク(JR東日本水戸支社提供)
水郡線全線開通90周年を記念したロゴマーク(JR東日本水戸支社提供)


JR水郡線が12月に全線開通90年を迎えるのを前に、JR水戸支社は、茨城、福島両県と連携して連続記念イベントを準備している。第1弾として7月、レトロ調にラッピングされた臨時列車「懐かしの水郡110系号」を運行する。併せてロゴマークとキャッチコピー「この町(まち)と この路(みち)と」も策定した。

臨時列車は7月6、7日に運行。開業当時の客車をイメージしたラッピングのキハ110系車両を用いる。通常の指定席のほか、列車を利用した旅行ツアーを3種類販売する。

ツアーは「水郡線の裏側へ!車両のバックヤード見学コース」「奥久慈大子大使とめぐる!奥久慈の滝観光コース」「夏を満喫!手ぶらでバーベキューとゆったり温泉入浴コース」の3種類。ツアー申し込みは5月23日正午からウェブサイト「日本の旅、鉄道の旅」で受け付ける。

ロゴマークには、のどかな風景を走る水郡線の背景に、アユや地酒、自転車など沿線の観光名物がイラストで描かれている。

7月26日からは、茨城県水戸市泉町の市民会館内で水郡線の歴史パネル展示も行う。小川一路支社長は「90年を迎えることに感謝。水郡線の新しい形を、地域の方々と一緒に考えていきたい」と狙いを話す。

水郡線は1934年12月4日、水戸-安積永盛駅間で全線が開通。近年は、常陸大宮駅以北の2区間で赤字が続くなど、利用が低迷。活性化に向けてさまざまな取り組みが行われている。



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