色とりどり、バラ見頃 茨城・日立、艫神社
茨城県日立市十王町友部東の艫(とも)神社に隣接するバラ園で、色とりどりのバラが見頃を迎えた。約800種千本が植えられており、華やかな色や香りで参拝者を楽しませている。今後の天気にもよるが、見頃は梅雨入り前までの見通し。
趣味でバラを栽培していた宮司の中村昭良(あきら)さん(77)が、約30年前から同所でバラを育て、株を増やしてきた。中村さんは愛好者らでつくる「茨城バラ会県北」の会長を12年務め、現在は顧問となっている。
園内のバラは、冬の休眠期に鉢植えの土を入れ替えたり堆肥を与えたりして、丹精込めて咲かせた。ピンクや黄色、赤など色彩豊かで、花の形も品種により異なる。
中村さんは「香りや色彩、形を楽しんでほしい。バラを見て、優しく穏やかな気持ちになってもらえれば」と話した。
同神社では花の時期に合わせた催し「薔薇之刻(ばらのとき)」を開催中。バラ園公開のほか、期間限定の御朱印の頒布などをしている。