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吉久保酒造の「一品」提供 米ドジャースタジアム VIPルームで 水戸市産酒米100% 茨城

ドジャースタジアムで提供される一品純米大吟醸を手にする吉久保酒造杜氏(とうじ)の鈴木忠幸さん=水戸市本町
ドジャースタジアムで提供される一品純米大吟醸を手にする吉久保酒造杜氏(とうじ)の鈴木忠幸さん=水戸市本町


吉久保酒造(茨城県水戸市本町、吉久保博之社長)の日本酒「一品純米大吟醸」が、野球の米大リーグで大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースの本拠地・ドジャースタジアム(ロサンゼルス)で提供され始めた。日本酒の味と香りをはっきりと表現した特長などが、米国のソムリエらに評価された。同酒造が22日、発表した。

提供されているのは同球場のVIPルーム。3月28日の本拠地開幕戦から「バンクオブアメリカVIPシート」で振る舞われている。同球場では今年、大谷選手らの加入により日本食、日本酒メニューが加わった。

一品純米大吟醸は、契約栽培による水戸市産の酒米「山田錦」を100%使い、水、造り手とも「オール茨城」の酒。

輸入代理店に推薦され、ドジャースタジアムのソムリエが日本酒約300種類の中から選んだ4品の一つになった。

吉久保社長(43)は「日本酒文化を広めたいという思いが伝わった」と喜ぶ。

同酒造によると、2015年ごろから一品純米大吟醸を輸出し、現在は世界15カ国の飲食店や小売店で提供、販売されている。県内では京成百貨店(同市)などで購入できる。



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