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「アスリート社員」飛躍へ 競泳の大塚選手(茨城・つくば出身) NOK在籍 日本代表目指す

大塚俊貴選手は「地元の茨城県に貢献したい」と話す=つくば市天久保
大塚俊貴選手は「地元の茨城県に貢献したい」と話す=つくば市天久保


茨城県つくば市出身の競泳選手、大塚俊貴さん(25)=筑波大大学院修了=が今春、部品メーカーのNOK(東京都港区)に「アスリート社員」として入社し、日本代表入りと日本記録更新を目指している。専門はバタフライで、大会での成績を伸ばし続けている。競技に集中できる環境で得意のドルフィンキックをさらに磨き、夢の成就へまい進する。

大塚さんは3歳で競泳を始め、つくば市立手代木中時代に全国中学大会で100メートルバタフライと50メートル自由形の2種目を制覇。国民体育大会(現国民スポーツ大会)でも少年男子B50メートル自由形で優勝した。その後、常総学院高-筑波大-同大大学院で競泳を続けた。

今春は「一つの区切り」だった。3月に同大大学院を修了し、同じタイミングでパリ五輪の代表選考会も終えた。1年ほど前から、今春で競技生活を終えるかどうか悩んでいたが、「自己ベストのタイムが出せている。もう少し挑戦したい」と現役続行を決意。同大出身者が所属するNOKと面談を重ね、「恵まれた練習環境で競技に集中できる」と入社を決めた。

大塚さんはとにかく「競泳が好きだ」という。大学院ではドルフィンキックについて研究。自身を含めた対象者8人の体にマーカーを着けて泳ぎ、動画を撮影。体の動作などを分析し、理想的なドルフィンキックを追求した。その成果もあり、「レースのスタートで、より抜け出せるようになった」と笑顔を見せる。

得意なのは50メートルバタフライ。中でも25メートルプールで争う短水路での戦いに傾注する。自己ベストは22秒65で、日本記録22秒19の更新を狙う。大会成績は上向きで、2018~21年の国内大会は7位止まりだったが、22、23年はいずれも4位入賞。今年は10月に世界選手権の予選がある見込みで、日本代表切符の獲得を目指す。

現在は同大を練習拠点とし、「学生の時より練習を積めている」。競技者としての伸びしろも「まだ十分にある」と確信。「限界を感じることはない。新しいことに挑戦し、日本記録の更新を目指す」と意気込む。

★アスリート社員

スポーツを通じた社会貢献を目標に、NOKが2019年から採用している競泳選手の社員。24年4月現在、大塚選手のほか、今年の世界選手権女子100メートルバタフライで8位になった飯塚千遥選手ら計3人が在籍。日常的には練習を最優先。社員の健康増進イベントの企画、実施にも携わる。原則として現役引退後も社員として社内に残る。大会時に選手を応援するイベントもあり、社内の一体感の醸成にも寄与する。



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