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TX乗務員、自社で養成 総合基地に施設開所 茨城・つくばみらい

養成所の看板の除幕を行った関係者ら=つくばみらい市筒戸
養成所の看板の除幕を行った関係者ら=つくばみらい市筒戸


つくばエクスプレス(TX)を運行する首都圏新都市鉄道(東京都)は、茨城県つくばみらい市筒戸のTX総合基地内に乗務員養成所を整備した。9月に1回生を受け入れる予定で、車両運行に必用な免許取得のための講習などで使用される。開所式が3日開かれ、関係者らが看板の取り付けや内覧などを行って開所を祝った。

同社にはこれまで養成所がなく、他の鉄道会社に委託して乗務員の養成を行っていた。このため、TXの運転や路線の特徴を学ぶために3カ月ほどの追加教習が必要だったという。自社で養成所をつくることによって、教習期間短縮といった利点が生まれる。

施設は基本的な運転操作や非常時対応の訓練に使用する運転シミュレーターや、保安装置の自動列車制御装置(ATC)、自動列車停止装置(ATS)について学習できる模型教材などを備えている。同基地内で発生した脱線事故によって破損した車両も展示している。事故の風化を防ぐとともに安全意識の向上につなげる狙いがある。

開所式では看板の除幕や取り付けの後、関係者らが施設内を視察した。同社の渡辺良社長は「TXの乗務員であることに誇りと自信を持った社員が育っていくことを期待している」と話した。



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