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J1鹿島 地元27社と高校生つなぐ 茨城・鹿嶋で合同企業説明会

J1鹿島アントラーズFCが開いた高校生対象の合同企業説明会=鹿嶋市神向寺
J1鹿島アントラーズFCが開いた高校生対象の合同企業説明会=鹿嶋市神向寺


サッカー・J1鹿島アントラーズFCが主催する、来春の就職を希望する高校生を対象にした合同企業説明会が5日、茨城県鹿嶋市神向寺のカシマスポーツセンターで開かれた。参加した生徒約170人が企業27社の熱心な説明に耳を傾けた。

説明会は企業と地元高校・高校生の接点をつくり出し、将来の地域経済発展につなげることが目的。今回4回目で「アントラーズビジネスクラブ」に加入する物流や建設、流通など幅広い業種の企業が参加した。

生徒らは4グループに分かれ、27社の中から8社を選び、各社10分ずつ説明を受けた。人事担当者は会社概要を説明した後、勤務体系や休日数、福利厚生などについて詳しく紹介した。動画を活用して実際に働く若手社員の声を流したり、自社製品を手に取ってもらったりして、懸命に魅力を伝えた。

大海工業(本社鹿嶋市)の樋口龍章社長は「建設業は地球の芸術家」とアピール。「若い方が入社してくれると職場に活気が出る」と入社希望者が増えることを期待した。

説明会後、神栖高3年の江部大和さん(17)は「地元での就職を希望している。知らない企業も多かったが、会社の中身が分かり、参考になった」と話した。同高で進路指導を担当する大久保宇悟(たかのり)教諭は「地元企業を知る、いい機会になっている」と感謝した。

鹿島FC地域セールスグループの岡本文幸マネジャーは「アントラーズがハブとなり、地元の企業と高校生が結びつくことで、地域が発展するウィンウィンの関係が築ければ」と期待を込めた。



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