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先進栽培技術に理解 人造繊維やフィルム利用 関東農政局 茨城・美浦で視察会

パプリカの栽培方法について説明する難波優取締役(中央)=美浦村土浦の美浦ハイテクファーム
パプリカの栽培方法について説明する難波優取締役(中央)=美浦村土浦の美浦ハイテクファーム


茨城県農業への理解を深めてもらおうと、関東農政局県拠点は6日、同県美浦村内で報道陣向けに視察会を開いた。報道関係者25人が大型ガラスハウスでパプリカを生産する美浦ハイテクファーム(同村土浦)と、高糖度トマトを栽培する一農(同村大塚)の二つの農業法人を訪れ、先進的な栽培技術について学んだ。

美浦ハイテクファームは、パプリカを栽培する太陽光利用型の大型ガラスハウスを公開。難波優取締役が、ロックウール(人造鉱物繊維)を使った水耕栽培の特徴や大型ガラス施設のメリット、栽培方法について説明した。難波取締役は「栽培の中でアザミウマなどの害虫の防除が一番大変。8種類の天敵を入れている」と紹介した。

一農は、水と養分だけを通すフィルムを使用した「アイメック農法」について説明。栽培方法や、タイマーで管理し、1日当たり25回ほどに分けて肥料を溶かした養液を根元に送る「少量多潅水(かんすい)」について詳しく解説した。参加者からは「専用の土を使っているのか」「収穫の目安は」などの質問が上がった。一農の生産管理責任者、吉田聡さんは「(アイメック農法は)国や地域を選ばず栽培できるのがメリット」と魅力を語った。

関東農政局茨城支局の石山悟支局長は「わが国の食を巡る情勢は大きく変化している。輸入依存から国内生産を増やし、食料を安定的に確保する必要がある」とし、先進的な栽培技術の役割の重要性を強調した。

視察会は、コロナ禍で一時休止しており、2019年以来5年ぶりの実施となった。



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