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マガモ網猟 担い手増へ 供給拡大、ブランド向上 茨城県、育成に力

県内に飛来するマガモ(県提供)
県内に飛来するマガモ(県提供)


茨城県の霞ケ浦周辺に飛来したマガモを伝統的な猟法で捕獲した「常陸国(ひたちのくに)天然まがも」の供給量拡大に向け、県は本年度、傷を付けずにマガモを捕獲する「網猟」を行う猟師の育成に力を入れる。高級食材のカモ肉は希少性が高く、流通させるには傷みのないきれいな状態で捕獲する必要がある。専門の網猟師を増やして一定数を確保し、飲食店などで提供。茨城の冬の味覚として誘客につなげたい考えだ。

茨城県は全国トップのマガモの飛来地で、越冬のため霞ケ浦周辺に渡ってくるマガモは5万羽を超える。狩猟期間は11月15日から翌年の2月15日に限られ、捕獲数が少なく流通はごく一部に限られていた。

マガモをつかまえる網猟は、銃を使わずに餌で誘い、地面や水面に飛来した際に伏せておいた網を鳥にかぶせる猟法。傷がなく、きれいな状態を保つことで調理につなげる。期間中の捕獲上限数は1人200羽。1羽1500円前後が猟師の利益となる。

■免許を取得

網猟師となるには鳥獣保護や管理、判別方法、猟具の取り扱いなど、都道府県の試験に合格して免許を取らなければならない。県によると、県内で網猟師に登録するのは39人(2023年度)。同様に飛来数が多いとされる新潟県に比べ、半数以下にとどまる。

飛来シーズンに向け、県は網猟師を増やすため、免許試験を昨年度の2回から、本年度は7、9、12月の計3回に増やし、猟師向けの技術講習会を実施。品質の統一や、ブランド力の強化に取り組んできた。

昨年度の狩猟期間の捕獲目標1000羽に対し、捕獲できたのは約半数の534羽。県猟友会の南部支部では昨シーズン、同県小美玉市内の水田で60羽を捕獲した。メンバーの70代男性は「暖冬の影響か、この冬は少なかった」と振り返った。

■食害減らす

マガモの飛来で、霞ケ浦周辺は収穫前のレンコンの食害に悩まされてきた。茨城県のカモ類による農作物被害は年間約1億6000万円(22年)に上る。

同県かすみがうら市佐賀地区でレンコンを栽培する水郷つくば霞ケ浦蓮根部会の中原弘部会長(57)は「マガモにつつかれ、傷ができたら出荷できなくなる」と警戒を続けてきた。

県は昨シーズン、網猟で捕ったマガモを「常陸国天然まがも」とブランド化。「茨城の名物に」と猟友会や食肉施設、飲食店と連携し、流通を後押ししてきた。

初開催した「常陸国天然まがもフェア」に参加したル・ポワロン(同県水戸市)オーナーシェフの野沢昌史さん(47)は「繊細な味。地産地消で価値がある」と評価し、「レンコン被害を減らすためにも今季もメニューに加えたい」と意気込む。

県農村計画課は、網猟で捕獲した希少なマガモを活用し、「常陸国天然まがもをお目当てに茨城県を訪れる人を増やしたい」としている。



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