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首都圏コンシェルジュ 盆栽園や乗馬施設巡る 茨城県が3市町視察ツアー

アダム・ジョーンズさん(右)から剪定のこつを教わるツアー参加者ら=阿見町若栗
アダム・ジョーンズさん(右)から剪定のこつを教わるツアー参加者ら=阿見町若栗


インバウンド(訪日客)を県内に呼び込もうと、茨城県は13日、首都圏の一流ホテルのコンシェルジュを対象にした視察ツアーを実施した。参加者は阿見や桜川など同県内3市町の盆栽園や乗馬施設、飲食店などを巡り、体験型観光や地元産品の魅力に触れた。県内の観光地についてコンシェルジュの関心を高め、訪日外国人客の旅行先に加えてもらう狙いがある。

参加したのは、ホテルコンシェルジュの世界的ネットワーク「レ・クレドール」に所属するスタッフら約20人。ホテルに宿泊する訪日外国人客に対し、国内の旅行先を案内する業務を行っている。

最初の訪問先、阿見町若栗の盆栽園「ツリーハウス・ボンサイ」では、米国出身の盆栽師、アダム・ジョーンズさんが棚に並ぶ盆栽を見せながら、各樹木の育て方などについて説明した。

マツの手入れを実演し、枝を落とす技術や、個性的な枝の形を形作るための針金かけなどを披露。参加者は熱心に写真に撮り、メモに書き留めた。剪定(せんてい)も体験した。

訪日外国人客に体験プログラムを提供する企業「クレソン」(東京)のフィントリリス彩花さんは「自然に囲まれたいという人は多い。東京から1時間程度なら十分案内できる」と手応えを話した。

さらに一行は笠間市内の飲食店での昼食後、桜川市の乗馬施設「大和ホースパーク」を訪れ、流鏑馬(やぶさめ)を体験した。参加者2人が和装に着替え、馬2頭にそれぞれ騎乗。馬上で弓を引くのに苦労しながら、的に矢を放った。見守った参加者からは驚きの声と大きな歓声が湧き起こった。



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