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9月から地域移行 休日の中学部活動 茨城・神栖市

昨年度実施された、部活動地域移行のための軟式野球の合同練習=神栖市知手中央
昨年度実施された、部活動地域移行のための軟式野球の合同練習=神栖市知手中央


教員が教科指導や生徒指導に専念できる環境を整備するため、茨城県神栖市教委は9月から、中学校の休日の部活動を完全に地域クラブに移行する。指導者・団体を募集し、指導者への報酬などの運営費の一部については参加者から月額2000円を徴収して充てる。

市教委によると、計8校の市立中学校は原則として平日5日のうちの1日と土日のどちらかの部活動は休み。活動時間は平日は上限2時間、休日は同3時間としている。このうち軟式野球、サッカー、バスケットボール、ソフトテニス、バレーボール、卓球、柔道、剣道、吹奏楽の計84の部が休日も活動している。

市教委は昨年度、神栖地区(4校)で軟式野球、波崎地区(4校)で剣道を選び、休日の合同練習会を開催。実施場所と指導者の確保や参加費の在り方などの課題を探ってきた。部員の約65%が参加し、保護者からは「送迎が大変」などの声が上がった一方で、生徒からは「多くの人数で練習ができていい」「専門的な指導が受けられた」などの意見があった。

この結果を踏まえ、市教委はさらに今後、少子化の影響でこれまで通りの体制で部活動を運営するのは困難と判断。休日については9月から地域クラブに完全に移行することを決めた。

地域クラブへの参加は任意。近く保護者説明会を開き、参加費徴収などの理解を求めた上で、希望者を募集する。市教委によると、参加費に関しては保護者アンケートと市地域クラブ活動推進委員会の議論を踏まえ、決めたという。

ただ、小規模な部は学校単位での地域移行は難しいことから、神栖、波崎両地区に分けた上で、計35クラブ程度になる見込み。1クラブ当たり最大40人で、2人の指導者配置を想定している。学校を会場とし、用具などは学校と相談しながら共用する予定だ。

指導者は現在募集中。応募資格は18歳以上で、報酬は1時間1500円(原則1回3時間の指導)で交通費1000円。平日の移行も視野に入れ、指導団体も募集している。

市教委教育指導課は「生徒一人一人のスポーツ・文化芸術活動を充実させ、教員の負担感を減らしたい」としている。



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