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《NIE・教育に新聞を》「主体的学びに有効」 2教諭実践報告 茨城・水戸でセミナー 

教諭らが新聞を活用した教育について情報交換した「NIEセミナー」=水戸市笠原町
教諭らが新聞を活用した教育について情報交換した「NIEセミナー」=水戸市笠原町


新聞を活用した教育について情報交換する「第66回NIEセミナー」(茨城県NIE推進協議会、県新聞教育研究会主催)が23日、同県水戸市笠原町の県開発公社ビルで開かれた。小中高校や特別支援学校の校長や教諭ら約60人が参加、授業での実践について指導に当たる2人の教諭が発表し、「子どもたちの主体的な学びの手だてに新聞は有効」などと報告した。

セミナーは年4回開催。日本新聞協会が認定するNIE実践指定校として、新聞を授業に取り入れている茨城県内の茨城町立葵小の戸井田竜也教諭と、県立協和特別支援学校の北島恵梨奈教諭が実践発表を行った。

戸井田教諭は主体的に学習に取り組む態度を養うため、5年生の社会科で振り返り活動やNIEを取り入れた取り組みを紹介。「新聞記事の内容を根拠とすることで、自分の考えを具体的に表現することができた」と話した。特別支援学校の高等部職業コースの授業に新聞を活用してきた北島教諭は、「生徒が進んで新聞を手に取るようになった。新聞を介してコミュニケーションを取る姿も見られた」と報告した。

県教委義務教育課の篠崎智典指導主事は「子どもたちが課題を発見し、問いを持ちやすいように新聞を使っていた。学校教育指導方針が掲げる探究的な学びの充実に向けて、新聞は有効に使える」と指摘した。



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