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国民宿舎利用率 「鵜の岬」35年連続1位 茨城

全国の公営国民宿舎の中で宿泊利用率が35年連続1位になった「鵜の岬」=日立市十王町伊師
全国の公営国民宿舎の中で宿泊利用率が35年連続1位になった「鵜の岬」=日立市十王町伊師


茨城県日立市十王町伊師の国民宿舎「鵜の岬」の2023年度の宿泊利用率が79.8%となり、全国45カ所の公営国民宿舎で1位となった。県が25日発表した。同年度、感染症法上での新型コロナウイルスの位置付けが5類に移行したのに伴い、宿泊需要が回復した。1989年度から35年連続の首位となった。

利用率は、客室の総定員に対する充足割合を示す。鵜の岬は2019年度までは80%台で推移。コロナ禍の影響で20、21年度は60%台前半まで落ち込んだが、22年度は77.8%まで回復していた。

23年度宿泊者数は5万8125人に上り、前年度比2.5%増だった。このうち県内客は2万6710人でほぼ横ばい、県外客は3万415人で微増した。利用の中心は個人や小規模なグループに変化してきており、23年度の客室稼働率は99.7%だった。

鵜の岬によると、政府が実施した全国旅行支援、茨城デスティネーションキャンペーンなどの企画によって宿泊客を確保。日本文化体験会や交流サイト(SNS)の情報発信などが誘客につながった。担当者は「県民に支えられての結果。また来たいと思ってもらえる施設づくりに努めたい」と話した。



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