住宅全焼、焼け跡から2人の遺体 住人3人と連絡取れず 茨城・牛久【更新】
28日午前2時46分ごろ、茨城県牛久市牛久町の住宅から出火、木造2階建て1棟を全焼した。約2時間半後に鎮火し、焼け跡から2人の遺体が見つかった。この家に住む3人と連絡が取れておらず、県警牛久署は死亡した2人の身元確認や出火原因などを調べている。
同署によると、この住宅は高齢の母親と娘、息子の3人暮らし。近くの住民が火災に気付き119番通報した。焼け跡から発見された2人の遺体の年齢や性別などは判明していないという。
現場はJR牛久駅から南西に約1キロ離れた住宅街の一角。近隣住民によると、全焼した住宅からは出火当時、「バン、バン」という爆発音が数回響いたという。
隣接する住宅に住む50代男性は「3~4回大きな音が聞こえて飛び起きた。家の外を見たら、隣家の2階窓からは炎が勢いよく噴き出していた。消防車が到着するまでは不安だった」と話した。
火の勢いが強かったため、男性は周辺住民とともに近くの駐車場に避難。男性宅では、外壁の一部が焼け、窓ガラスが割れたという。
別の住宅の女性(77)は「夜中に音がして外に出たら、真っ赤な火柱が上がっていて、怖くて震えながら見ていた」などと話した。
同署と消防は同日、火災現場で実況見分を実施。29日も検分を実施する予定という。