茨城県の横山副知事、県庁に別れ 在任2年 コロナ反転攻勢に力
茨城県副知事を退任する横山征成氏(54)が最後の登庁日となった28日、多くの職員に見送られながら、2年間過ごした同県水戸市笠原町の県庁舎に別れを告げた。退任は30日付。
国土交通省出身の横山氏は2022年7月から副知事に就任。主につくばエクスプレス(TX)の県内延伸先決定や茨城空港(同県小美玉市)の「1時間に1着陸」運航ルール弾力化、台湾との経済交流促進などに尽力した。
この日、横山氏は県庁2階県民ホールで職員から花束を受け取り、集まった約300人の職員から拍手を受けながら笑顔で庁舎を後にした。茨城新聞の取材に対し、横山氏は「(就任期間の)後半はコロナ禍後の反転攻勢に力を注いだ。スピード感のある大井川県政から、多くのことを学んだ2年間だった」などと振り返った。