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県議平均1512万円 知事435万円増 所得公開 茨城



茨城県の知事、国会議員、県議の2023年分の所得や資産が1日、公開された。報告書を基にした茨城新聞の集計によると、所得総額では、大井川和彦知事が2316万円で前年より435万円増えた。県議平均は前年比212万円減の1512万円。県議で最も多かったのは川津隆氏(いばらき自民)の2667万円だった。

大井川知事は知事給与2270万円のほか、雑所得65万円を報告した。一方で、株式などの譲渡に関する所得は18万円の減額とした。

県議は現職60人全員が所得報告の対象(前年は42人)となった。所得総額が前年より増額したのは27人。2000万円を上回ったのは前年比2人減の6人で、給与所得が議員報酬だけなのは18人だった。

所得総額平均は6年ぶりに1500万円台に落ち込んだ。給与所得と事業・不動産等所得の平均がいずれも前年を下回ったほか、譲渡等所得の平均が前年の154万円からマイナス7万円に転じたことが影響した。

総額平均は議員報酬カットにより07年以降、2000万円を下回り、1400万~1500万円台前半で推移。カット率の緩和や全額支給に戻った影響などで、18年以降は1600万円台後半~1700万円台前半に落ち着いていた。

総額トップの川津氏は給与所得の2667万円のみを報告。不動産売買による長期譲渡取得など6902万円を報告した前年と比べ、4235万円の大幅減となった。2位は常井洋治氏(いばらき自民)で61万円増の2506万円。3位は小川一成氏(同)で1606万円減の2155万円だった。

■茨城県選出国会議員3047万円

茨城県関係国会議員16人の2023年分の所得に関する報告書が1日公開され、茨城新聞が集計した結果、所得総額の平均は前年より631万円増の3047万円で、3年連続で増加した。

報告書は23年の1年を通じて在籍した16人が対象。所得総額トップは葉梨康弘氏(自民)の1億35万円で、平均額を押し上げる要因になった。報告義務がある全ての国会議員の中でも7位だった。

前年まで9年連続県内トップだった中村喜四郎氏(立民)は7459万円で2位。次いで田所嘉徳氏(自民)の3978万円、永岡桂子氏(同)の2489万円と続いた。前年から所得総額が増えたのは12人だった。



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