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研究学園駅に「駅ピアノ」 癒やしの空間創出 茨城・つくば

TX研究学園駅に設置されたピアノ=つくば市研究学園
TX研究学園駅に設置されたピアノ=つくば市研究学園


茨城県つくば市のつくばエクスプレス(TX)研究学園駅構内に1日、誰でも自由に弾ける「駅ピアノ」が設置された。同駅前のホテルベストランドが企画した。ピアノを通じた市民の交流が期待される。同日、設置に関わった関係者らが集まってセレモニーが行われた。

ホテルベストランドの高野勝憲社長、TXを運行する首都圏新都市鉄道の渡辺良社長らがテープカット。つくば市在住の音楽家、神立響子さんが記念演奏として「銀河鉄道999」など5曲を披露した。

設置されたのは改札口外側のコンコース。利用時間は午前9時半~午後8時。茨城県出身のデザイナーがプロデュースし、TX車両などをピアノ本体に、仕切りボードに筑波山をモチーフにしたデザインを描いた。

ピアノの管理・運営はベストランドが担当する。高野社長は「地元の人や駅利用者に、癒やしや潤いを提供できればと思い企画した。学校帰りの子どもたちにも利用してもらい、自分たちが暮らす研究学園地区に愛着を持ってもらいたい」と話した。

首都圏新都市鉄道によると、研究学園駅の乗車人員は1日平均8000人。近くに住む男性(61)は「毎日駅前の公園を散歩しており、今日はピアノの演奏が聞こえてきたので寄ってみた。にぎやかになるのはいいね」と話していた。



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