茨城・常総市長選 7日投票 現新2氏、支持訴え

茨城県常総市長選は7日、投開票される。新人で前市議の遠藤章江氏(60)と、3選を目指す現職の神達岳志氏(55)=公明推薦=の2人がともに無所属で立候補しており、まちづくりの政策などを巡り、支持を訴えている。
遠藤氏は市の取り組みに対する市民の不満は大きいとし、生活に直結する政策の充実を掲げてきた。前市長や市議らの支持を受け、街頭演説には立憲民主党の国会議員も駆け付けた。コミュニティーバスの路線見直しや駅を核とする中心市街地の整備などを公約とし、「市民のための常総市を再構築していく」と市政刷新を訴える。
神達氏は自民党の国会議員や地元県議、同市議らの応援を受け組織戦を展開してきた。道の駅常総を含む産業団地「アグリサイエンスバレー常総」の整備などによる財政再建や雇用創出を実績として強調。「2期8年で積み上げたものを3期目でさらに飛躍させる」とし、子育て支援策の充実や中心市街地のにぎわい創出などを掲げる。
投票は午前7時から午後6時まで市内35カ所で行われ、同8時から同市坂手町の水海道総合体育館で開票される。大勢判明は同10時ごろの見通し。有権者は4万7656人(6月29日現在)。
■常総市長選立候補者(届け出順)
遠藤章江(えんどうふみえ) 60 無新
【略歴】薬剤師[元]市議当選4回。新潟薬科大卒。水海道諏訪町
神達岳志(かんだつたけし) 55 無現(2)
【略歴】市長[元]県議当選3回、建設・経営コンサルタント会社代表取締役。上武大卒。豊岡町〈公〉
年齢は投票日現在。()内数字は当選回数。略歴は、現職、元経歴、学歴、現住所。末尾の〈〉内は推薦・支持政党