ピンクの大輪 古河「大賀ハス」 茨城
茨城県古河市鴻巣の古河公方公園で「大賀ハス」が見頃を迎えた。朝から家族連れや写真愛好家が訪れ、ピンク色の大輪を楽しんでいる。
植物学者の大賀一郎氏が、千葉県千葉市内の約2000年前の地層から発掘したハスの実を発芽させ、古代ハスとも呼ばれる。同園で1975年の開園時に根2本を譲り受け、現在は約3000平方メートルの池一面に花が広がる。
同園によると、夜明けとともに咲き始め、午前9時ごろに満開となる。直径は最大で約25センチになるという。見頃は7月半ばまで。
同市駒羽根から訪れた田中勝夫さん(81)、勝子さん(79)夫妻は「花が大きく立派で見応えがある。色合いも鮮やかで見事」と話した。