《ひと》茨城・常総市長選で3選を果たした 神達岳志(かんだつたけし)さん

■人口減少対策に注力
茨城県常総市長選で3選を決めた後、「市民や近隣市町村、県、国との絆のありがたさを感じられる選挙だった」と振り返る。今後については「皆さんとの絆をより広く太くして、人口減少対策などに取り組んでいきたい」と意気込みを示した。
県議を経て2016年の市長選で初当選。20年には同市初の再選を果たした。今回の選挙では2期8年で積み上げてきた実績が評価された形だ。
当選が決まった7日夜、支援者らが万歳で喜びをかみしめる一方、自らは手を上げることなく深々と頭を下げた。「万歳をするよりもお礼を言う立場。それに戦った対立候補への敬意も示したかった」と明かす。15年の常総水害の経験から「能登半島地震の被災地への思いもあった」。
さらなる飛躍が期待される3期目。「持続可能性のある常総市をつくっていくためにも人口減少対策に力を入れたい」と目標を語る。移住・定住策や空き家の活用などを推し進めることで、人口減少に歯止めをかけたい考え。「人口減少対策がまちなか再生にもつながっていく」と強調する。
趣味はゴルフや友人らと結成したバンド活動。バンドではギターとボーカルを担当する。座右の銘はマザー・テレサの言葉「暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで明かりをつけなさい」。両親と3人暮らし。豊岡町。55歳。