パリ五輪壮行会 「メダル目指す」 佐藤選手が決意 陸上男子 茨城・笠間
パリ五輪の陸上男子400メートルと1600メートルリレーの日本代表に選ばれた、茨城県笠間市出身の佐藤風雅選手(28)=ミズノ=の壮行会が8日、同市友部駅前の市地域交流センターともべ「トモア」で開かれた。佐藤選手は「個人での決勝、リレーではメダルを目指す」と決意を語った。
壮行会は市が主催した。市や茨城陸協の関係者、佐藤選手の両親らのほか、母校・市立友部中の3年生全員を含む約250人が出席。山口伸樹市長は「力を出し切って、立派な成績を収めてほしい」と激励した。
会場では、中学3年時のクラスの担任だった高久誠二教頭(53)が、佐藤選手の書いた卒業文集の一節を紹介。生徒が応援メッセージを記したウイナーズフラッグ、千羽鶴を佐藤選手に贈った。
佐藤選手は陸上男子400メートルで、日本歴代3位の44秒88の記録を持つ。五輪は初出場だ。パリへは22日に出発するという。壮行会後の報道陣の取材には「自分自身に納得できる結果を出したい」と語った。