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リチウム電池 未来語る ノーベル賞吉野さん講演 茨城・つくば

リチウムイオン電池について講演する吉野彰さん=つくば市竹園
リチウムイオン電池について講演する吉野彰さん=つくば市竹園


ノーベル化学賞受賞者の吉野彰さん(76)の講演会が8日、茨城県つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。吉野さんは自身が取り組んだリチウムイオン電池(LIB)の研究を振り返り、特にLIBが車社会に与える影響について考察を披露。LIBを動力源とし、人工知能(AI)を搭載した電気自動車の普及した将来に触れ「今からは想像できない、驚くべき世界になっている」と展望した。

会場では、近隣の高校生ら約800人が熱心に耳を傾けた。つくばサイエンスアカデミー(江崎玲於奈会長)が主催した。

講演では、1980年代にLIBの開発を始め、商品化にこぎ着けるまでを振り返った。充電して繰り返し使えるLIBが、脱炭素社会の実現に向けて果たす役割を強調。聴き入る高校生に「(脱炭素社会の)実現に対して答えを出すチャンスを与えられている。そのことを心に刻んでほしい」と語りかけた。

吉野さんが質問に答えるトークセッションも行われた。並木中等教育学校5年の渋谷悠太さん(16)は「壁を乗り越えるのを楽しむという話が印象的。自分も逆境を楽しみながら乗り越えたい」と話した。

吉野さんはLIBを開発した功績を認められ、2019年にノーベル化学賞を受賞した。現在は産業技術総合研究所フェローなどを務めている。



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