茨城県龍ケ崎市泉町の市森林公園のリニューアルで、アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・龍ケ崎」の一部施設が先行オープンした。プレオープンイベントが12日、完成した「トレックコース」で行われ、萩原勇市長らが木々に張り巡らされたワイヤを使って移動する「空中散歩」を体験した。

市は同公園のリニューアルで、民間の資金とノウハウを生かすパークPFI制度を活用した事業に取り組んでいる。パシフィックネットワーク(神奈川県、金丸一郎代表取締役)が現在、整備を進めている。

今回オープンしたのは1500平方メートルの「トレックコース」。安全器具を身に着け樹木間を移動する。難易度別に9コースあり、丸太を使ったつり橋や、高所から一気に滑り降りるジップスライドなど、さまざまなアトラクションを体験できる。最も難しいコースに挑んだ萩原市長は「大人もいい運動になる。体を鍛えないと子どもと遊べない」と笑みを見せた。

全面オープンは来年3月を予定。今後、マウンテンバイクトレイルやキャンプ場などが整備される。萩原市長は「子どもたちに自由に自然の中で遊んでもらいたいという思いで整備した。市としても盛り上げていきたい」と話した。

問い合わせは同施設(電)070(6661)1966。