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笠間高、写真甲子園へ 本戦に24年ぶり 北海道で30日開幕 3人「楽しみ」 健闘誓う 茨城

「写真甲子園2024」本戦大会に出場する県立笠間高3年の山本康太さん、川田麻由さん、井桁春花さん(左から)=笠間市来栖
「写真甲子園2024」本戦大会に出場する県立笠間高3年の山本康太さん、川田麻由さん、井桁春花さん(左から)=笠間市来栖


全国の高校写真部・サークルの日本一を決める「写真甲子園2024(全国高等学校写真選手権大会)」に、茨城県立笠間高の生徒3人が出場する。本戦出場は24年ぶり、県勢としても11年ぶりとなる。30日に始まる本戦大会の舞台は北海道。3人は健闘を誓い、笠間市内などで練習を続けている。

写真甲子園は1994年に始まり、今年で31回目。エントリーした全国604校の中から、初戦審査や11地域・ブロックの審査を勝ち抜いた18校が本戦に挑む。3人一組の団体戦で、同じ機材と場所、条件の下で、テーマに沿った作品を制作する。会場は北海道旭川市や東川町など1市4町。

同校の本戦大会出場は98、2000年に続く3回目で県勢では最多。今回はメディア芸術科で学ぶ、川田麻由さんと井桁春花さん、山本康太さんの3年生3人が出場。いずれも同校メディアアート部に所属しているという。

本戦への切符をつかんだ作品「放課後サバーバン」はモノクロ8枚の組み写真。制服を着た高校生をさまざまな風景の中に置いたカットを組み合わせ、「不思議」というテーマで構成した。

本戦出場について、リーダーの川田さんは「喜びとともに、プレッシャーと緊張が大きくなった」と語った。山本さんは「不安もあるが、出場できるのはうれしい」、井桁さんは「本戦では楽しんでやりたい」とそれぞれ話した。

本番で被写体とコミュニケーションを取りながら撮影するケースを想定し、今月11日には笠間市来栖のくるす保育所を訪問。園児たちと対話しながら写真を撮影する練習に取り組んだ。

同部の顧問、栗田成美教諭(37)は、「力のある子たちなので、北の大地を駆け巡ってほしい。ハードな4日間になると思うが、きっと成長があるはず。それが楽しみ」と期待を寄せた。

本戦大会ではプロ写真家6人による審査を受ける。撮影フィールドやテーマは競技当日に示され、審査結果は8月2日に発表される。



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