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「茨城おにぎり」万博へ 土浦で試作会 レンコンや納豆 食の豊かさ発信

完成したおにぎりを前に意見を交わす参加者と菅本香菜さん(右端)=土浦市中村南
完成したおにぎりを前に意見を交わす参加者と菅本香菜さん(右端)=土浦市中村南


2025年の大阪・関西万博の会場で販売するおにぎりの具材を考える試作会が、茨城県土浦市内であった。おにぎりを通じて食の魅力を発信しようと、炊飯ジャーを製造販売する象印マホービン(大阪府)が企画する全国プロジェクト。茨城県内の農業団体が協力し、茨城県産の食材を使ってアイデアを出し合った。

象印マホービンによると、万博期間中、大阪外食産業協会のパビリオンで、各地の具材を使ったおにぎりを月替わりで販売する計画があり、試作品づくりの一つに茨城県が選ばれた。おにぎりをテーマに食育活動に取り組む菅本香菜さん(33)がアドバイザーを務めている。

試作会は6月30日、土浦市中村南の三中地区公民館で開かれ、県内農家の主婦たちでつくる「いばらき農村女性ネットワーク」のメンバーや日立市の納豆生産者、菊池啓司さん(67)ら15人が参加した。会場にはレンコンや納豆、メロン、ピーマンなど茨城を代表する食材が用意され、参加者は4グループに分かれて具材作りに取り組んだ。

食材選びは自由で、参加者は柔軟な発想でアイデアを出し合い、手際よく調理。およそ2時間でレンコンや納豆などをメインにしたおにぎりなど30種類余りを完成させた。メロンに生ハム、チーズを組み合わせたユニークな一品もあり、最後は参加者同士で試食して意見交換した。

象印マホービンでは今回の試作会で作られた中から1品を選び、レシピを作った上で万博パビリオンで販売する計画だ。

菅本さんは「良いアイデアがたくさん出され、感激した。採用するのは一品だが、それ以外の具材もSNS(交流サイト)などで情報発信し、茨城の食の豊かさを伝えていきたい」と話した。



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