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茨城大、教育学部に地域枠 26年度入学から 教員不足解消へ

茨城大学=水戸市文京
茨城大学=水戸市文京


茨城大は18日、教育学部の2026年度入学者選抜に「地域教員希望枠」を導入すると発表した。茨城県内の教員として働くことを希望する学生を県内外から確保し、教員不足の解消や質の向上につなげる。

地域枠は26年度春に入学する学生を対象に、総合型選抜で導入。教育実践科学コース、教科教育コース(英語、理科、技術選修)、特別支援教育コースの3コースで実施する。地域枠の導入に伴い、大学は地域課題に対応するための新教育プログラムを各コースに開設する予定。

出願に出身地や出身高校などの制限はなく、県内に限らず県外出身者も受け付ける。地域枠で入学した学生は、大学が新たに設ける教育プログラムを修了することで、茨城県公立学校教員選考試験を特別選考で受験できる。選考の内容や募集人員、入試実施時期などは今後調整するとしている。

地域枠が導入されるコース・選修では、同年度入学者選抜から一般選抜後期日程の募集は廃止する。

同大は、教員のなり手不足や多様な支援を必要とする子どもの増加など教育分野での課題を受け、新たな教員養成の在り方を県教委と検討を重ねてきた。

太田寛行学長は「茨城県内で教員として活躍したいという強い意欲を持った学生の入学を願っている」と述べた。



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