こども陶芸展開幕 全国の小中学生の陶芸作品一堂に 茨城・笠間
全国の小中学生の陶芸作品を集めた「第23回全国こども陶芸展inかさま」(茨城新聞社、茨城県笠間市、同市教育委員会主催)が20日、同市笠間の県陶芸美術館で開幕した。会場には創造性豊かな1277点が並ぶ。
同展は小学1~3年のA部門、同4~6年のB部門、中学生のC部門で構成する。全国から作品を募り、6月中旬、陶芸家らが審査。最高賞の内閣総理大臣賞1点を含め、文部科学大臣賞などの特別賞、優秀賞、選奨の計151点を選出した。
表彰式では、内閣総理大臣賞に輝いた栃木県益子町立益子小6年の伊藤しいなさんをはじめ、特別賞受賞者に賞状と笠間焼のトロフィーが贈られた。
展示作品は器や動物、乗り物など幅広い。審査員長を務めた同館の金子賢治館長は「焼き物や工芸、現代美術、映画を見て、音楽も聴いて、体験して、これからもたくさん出品してください」と子どもたちに語りかけた。会期は9月1日まで。入場無料。