茨城県大洗町大貫町の大洗サンビーチ海水浴場が20日、海開きした。強い日差しが照りつける中、浜辺にはカラフルなパラソルやテントが数多く並び、海水浴を待ちわびた多くの家族連れや若者でにぎわった。

海水浴場は午前9時に開放され、子どもたちはキラキラと輝く海に歓声を上げたり、砂浜で潮干狩りを楽しんだりした。監視業務を行う大洗ライフセービングクラブによると、この日は最も多い時間帯で約5千人が訪れたという。

初めて海水浴に訪れたという同県つくばみらい市の古谷紬稀(つむぎ)ちゃん(5)は「冷たいけど楽しい。おばあちゃんとも一緒に来たい」と笑顔。友人家族と訪れた栃木県鹿沼市の益子純美さん(42)は「子どもたちの夏の思い出にしたい」と話していた。

茨城県内の海水浴場は、鉾田市の大竹海岸鉾田を除く15カ所で開設。すでに13カ所で始まり、21日は北茨城市の磯原二ツ島、27日は高萩市の高萩で開設される。