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お手柄警察犬 不明者発見 指導士とともに感謝状 茨城県警筑西署

感謝状を贈られた真中隆さん(中央)とドリー号(手前左)=筑西署
感謝状を贈られた真中隆さん(中央)とドリー号(手前左)=筑西署


行方不明者の発見に貢献したとして、茨城県警筑西警察署(山田真幸署長)は、嘱託警察犬のジャーマンシェパード「ドリー号」(雌8歳)と、同県筑西市の警察犬指導士、真中隆さん(50)に感謝状を贈った。

同署などによると、9日午後3時40分ごろ、同市中舘の70代女性の家族から行方不明届が出された。出動要請を受けた真中さんとドリー号は同4時半ごろ、女性の靴などのにおいを頼りに捜索を開始。約30分後、たどり着いた寺の境内で同署員が女性を発見した。女性にけがはなかった。

千葉県流山市出身の真中さんは長年、警察犬の育成に携わってきた。2019年に犬の訓練所を同市から筑西市に移転し、20年から茨城県警嘱託の警察犬指導士を務める。ドリー号も同年から嘱託警察犬となり、年に数回出動。行方不明者の発見は初めてという。

真中さんは6月に開かれた県警嘱託警察犬研修会の「足跡追及の部」で、ジャーマンシェパード「ダイスケ号」(雄6歳)が最優秀の成績を収めたとして、県警鑑識課の大塚賢司課長から警察本部長賞も贈られた。

同署で10日に開かれた贈呈式で、2匹にささみジャーキーを贈った山田署長は「無事に行方不明者を発見、保護してくれて非常にありがたく思っている」と謝辞を述べ、真中さんは「発見した時はうれしかった。これからも精進していこうと思う」と話した。



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