夏のシラウオ水揚げ 霞ケ浦と北浦で漁解禁 茨城
茨城県の霞ケ浦と北浦で21日、トロール漁が解禁された。各湖畔の船だまりでは「霞ケ浦のダイヤモンド」とも言われるシラウオを中心に夏の味覚が次々と水揚げされた。漁期は12月31日まで。
同県行方市手賀の霞ケ浦湖畔では、午前5時半ごろ、ヤマイ水産社長、伊藤一郎さん(59)の漁船「有輝丸」から、最大4、5センチほどに育ったシラウオ約50キロが水揚げされた。伊藤さんは「例年よりも形が良くて大きめ。甘みがあってとてもおいしいので、生ならば酢みそかショウガ醤油で食べてほしい」と話した。
トロール漁は、船の後方に網を入れて水中を引く漁法で、この日は、湖面から水深約1メートルのポイントに網を入れてシラウオを狙った。同社はシラウオ漁を中心に操業、9月中旬からはテナガエビ漁も行う。ワカサギ漁については、水温などを見ながら実施する考え。
この日水揚げされたシラウオは早速、同市玉造甲の観光物産館「こいこい」の店頭に生シラウオとして並べられた。