茨城県北茨城市磯原町磯原の磯原二ツ島海水浴場が21日、5年ぶりに海開きした。市観光協会や警察、消防など関係者21人が出席して安全祈願祭が同所で行われ、海水浴シーズン中の無事故を祈った。

同海水浴場は新型コロナウイルスの影響や砂浜の減少などで、ここ4年間は開設を見送っていた。今年は砂浜が安全に利用できる状況となったことから、海水浴場を開設し、ライフセーバーが常駐する。開設は8月19日まで。期間中の毎週日曜日は基本的に、ライフセーバーによる安全講習やアトラクションが行われる。

初日は晴天に恵まれ、家族連れが伸び伸びと海水浴を楽しむ姿が見られた。同祭で同協会長の豊田稔市長は「海が突然牙をむいたときを考えながら、しっかりと監視していく。他県から来る人をおもてなしいただき、地域の活性化をしてほしい」とあいさつした。