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エイサーの絆 国境超えて 外国人、稽古励む 8月市内で演舞披露 茨城・下妻

エイサーの稽古に励む日本語サロンの参加者ら=下妻市下木戸
エイサーの稽古に励む日本語サロンの参加者ら=下妻市下木戸


茨城県下妻市の市民団体「しもつま外国人支援ネットワークTOMODACHI」が運営する日本語サロンの参加者たちが、沖縄エイサーの稽古に励んでいる。8月4日午後1時半から世界各地で同時開催する「エイサーページェント2024」に参加し、市内のイベント会場で演舞を披露する。

日本語サロンは毎週土曜に市内で開かれ、技能実習や家族滞在などで来日した外国人約10人が参加している。このうちインドやスリランカ、ブラジル、ベトナム出身の男女6人が演舞に挑戦する。

エイサーページェント2024は、創作エイサー団体「琉球國祭り太鼓」(本部沖縄県)が主催。演目は「ミルクムナリ」など4曲で、インターネットで各支部の様子を動画配信する。

サロンの参加者は6月から稽古を始め、主催団体の茨城支部から週1回ほど指導を受けてきた。7月6日の練習会では、太鼓をバチで鳴らしながら一連の流れを確認した。インド出身の技能実習生、チナドライ・プーバランさん(21)は「ここに来ると楽しい。リフレッシュになる。いっぱい練習したい」と笑顔で話した。

市民団体は当日、同市下妻丁のWaiwaiドームしもつまで多文化共生イベント「TOMODACHI〝MATSURI〟」を開く。創作エイサーのほか、インドやスリランカの舞踊など多彩な踊りや音楽が楽しめるという。海外の料理を提供する地元の飲食店も出店し、自由参加の盆踊り大会もある。

市民団体の小笠原紀子代表は「下妻市に外国人が増える中、一緒に何かをすることで壁を取り払い、顔なじみになれればいい」と話す。問い合わせは小笠原代表(電)090(7277)0066。



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