「真壁祇園祭」開幕 みこし、街中練り歩く 茨城・桜川

約400年の歴史を持つ茨城県桜川市の「真壁祇園祭」が23日、同市真壁町で開幕した。初日はみこしの渡御が行われ、五所駒瀧神社(同市真壁町山尾)を出発したみこしが、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)となっている街並みを練り歩いた。
祭りは国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」(国選択文化財)に選ばれている。みこしは午後4時ごろに神社を出発し、高張提灯(ちょうちん)を掲げた若衆を先頭に宮司や世話人など約50人に率いられ、街中を練り歩いた。町内には13カ所の休憩所が設けられ、一行は各休憩所で立ち止まって祝詞を奉上。住民に見守られながら、真壁伝承館隣の御仮屋(おかりや)を目指した。
24、25の両日は山車の引き回しを行う。最終日の26日はみこしが御仮屋から町内を巡り、神社に還御する。