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中学校プールの水、14杯分流出 排水用バルブ閉じず 290万円の損失 茨城・土浦

土浦市役所=土浦市大和町
土浦市役所=土浦市大和町


茨城県土浦市教育委員会は25日、同市立都和中の25メートルプールで教員が誤って排水用バルブを開け、約14杯分(約5300立方メートル)の水を流出させたと発表した。約1カ月間にわたり、排水用バルブを開けたまま給水していた。損害額は約290万円に上るという。市教委は水道代の弁済を求めるかどうか協議中という。

市教委によると、2024年度のプール授業を前に、同校教諭2人が6月10日にプールへ注水を開始した。バルブは3カ所あり、プールにつながる給水バルブ2カ所に加え、冬場の水道管凍結防止用の排水バルブも誤って開栓。プール側のバルブは満水時に閉めたものの、大本の給水バルブと排水バルブが開いたままの状態で同19日からプールの授業を始めた、という。

同校教頭が7月5日、6月分水道使用量の異常に気付いて市教委へ報告。市職員が同10日、排水バルブが開いたままになっているのを発見した。

市教委は、同校校長と教職員を口頭で厳重注意。市内全23小中学校に対しても、日々の給水メーター値の確認を徹底させるとともに、給排水バルブの操作マニュアル作成を指示した。損害の発生について、市教委は「市民の皆さまに深くおわびする」とコメントした。



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