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常陽銀本店ビル移転へ 28年度オープン 地域交流の場目指す 茨城・水戸

常陽銀行本店ビル=水戸市南町
常陽銀行本店ビル=水戸市南町
常陽銀行新本店ビルの建設予定地=水戸市大町
常陽銀行新本店ビルの建設予定地=水戸市大町


常陽銀行(茨城県水戸市、秋野哲也頭取)は25日、同市南町にある本店ビルの老朽化に伴い、隣接地の同市大町に新本店ビルを建設し移転すると発表した。総工費は数百億円を見込む。延べ床面積は現在の約2倍に広げ、近隣に分散している一部施設を集約。働き方の多様化に対応する。地域住民ら向けのスペースなども設け、新たな交流拠点を目指す。早ければ2026年1月に着工し、28年度にオープンする計画だ。

新本店ビルは現本店の約100メートル北側にある水戸芸術館通りに面した現駐車場の場所に新築する。延べ床面積は2万5000平方メートル。本店で業務を行うのは現在の約700人から約1000人に増える。階数は未定だが8階程度となる見通し。

新本店にはシステムやコールセンター部門が入る新原事務センター(同市)と、友部研修センター(同県笠間市)の機能を集約する。コロナ禍でオンライン研修が主流となり、研修センターの使用頻度は大幅に減少していた。

加えて、地域の人々が集まり、新たな交流が生まれるようなスペースを設けることを検討する。行員からの意見を募り、在宅勤務や新しい働き方に対応できる働きやすい職場づくりにも取り組む。

現本店は1965年に建てられ、築59年が経過。建物だけでなく、空調を含め設備面の老朽化も進んでいる。本店移転後の跡地については、周辺地域の活性化につながる活用方法を検討していくという。

新本店について、同行経営企画部の伊藤哲司主任調査役は「銀行としての利用だけでなく、地域の人々に来てもらえるような場所にしたい」と話した。



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