《パリ五輪》サッカー 細谷頑張れ 茨城・牛久熱く 未明の市役所大声援
パリ五輪で24日夜(日本時間25日未明)に行われたサッカー男子1次リーグで、日本はパラグアイに5-0で快勝した。先発したFW細谷真大(22)の地元、茨城県牛久市では同日午前2時からパブリックビューイング(PV)を開催。駆け付けた市職員やファンら約50人が熱い声援を送った。
PV会場の同市役所ロビーでは「頑張れ! 細谷真大選手」の横断幕が掲示され、日本代表の青いユニホームに身を包んだ市民らが次々と集結。応援グッズのタオルやメガホン、うちわを手に試合を見守った。
試合は前半から日本が主導権を握る展開。集まった市民らはゴールが決まるたびに「やったー!」と歓声を上げた。
細谷はゴールを狙う動きに加え、自陣ゴール前まで戻って相手のシュートコースに入るなど、攻守で高いパフォーマンスを発揮。活躍する場面が中継画面に映し出されると、会場からはひときわ大きな拍手が送られた。試合終了後はメダルを期待する声が上がった。
PV会場の最前列で試合を見守った父、武光さん(50)は初戦の快勝に「想像以上の得点。ぜひ決勝まで行ってほしい」と期待を寄せた。この日、細谷のゴールは見られなかったが「いつも通り、自分らしくプレーすればいい」とエールを送った。
細谷は同市立神谷小、牛久一中を卒業。日体大柏高に進学し、現在は柏レイソルに所属している。2022年には33試合出場で8ゴールをマーク。Jリーグのベストヤングプレーヤー賞も受賞した。同年7月に日本代表に初選出され、今年4~5月のパリ五輪予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア杯でも活躍した。
小学校の同級生という市職員、保友里絵さん(23)は「昔から足が速くて、昼休みはいつもサッカーをしていた」と懐かしみ、日本代表で活躍する姿に「率直にすごいし、とても誇らしい。次の試合でも活躍してほしい」と話した。
同市役所でのPVは30日(日本時間31日)、1次リーグ第3戦のイスラエル戦でも開かれる予定。